あっという間に2月になりました。
雪が降る日もあれば20度近い日もあるなど、冬なんだか、春に向かっているんだかよくわかりません?!
今日はTAIUで使っている鍼「銀鍼」についてです。
おそらく、日本で銀鍼を使っている鍼灸院は数パーセントではないでしょうか。
通常は刺しやすく安価なのでステンレスの鍼を使っているところがほとんだと思います。
銀鍼は柔らかくて刺しにくく技量が要求されるので鍼灸学校でもほとんど扱われなくなってきているようです。
TAIUは「銀鍼」での診療にこだわっています!!
銀鍼はステンレス鍼に比べると柔らかく刺すのが難しいです。
ですが、柔らかいことにより身体が鍼を受け入れているのか、逆に拒絶しているのかが
鍼先から伝わってきます。
患者さんの身体の状況が鍼先から手に伝わってきてツボにしっかりと当てることができます。
TAIUでは刺す時に鍼を捻ったり、スズメが餌を啄むように上下させながらゆっくりと刺していきます。
刺しながら身体の反応や変化を鍼先から感じるようにするためです。
こういう細かい技術は習得するのが大変ですが、これこそ長年日本で伝統的に行われてきた鍼灸技法です。
電気鍼やステンレスで深く刺す鍼が苦手な方にもオススメです。