昨日はフィンランドの精神科診療で行われているオープンダイアログというのを勉強しました。
講師は鍼灸師の五味哲也さんです。
オープンダイアログとはうつ、双極性障害、統合失調症などの患者さんに対して医療者チーム、患者とその家族を交えて対話という手段を用いて治療していく方法で、フィンランドでは薬物療法にも勝るとも劣らない効果をあげているそうです。
安心して心を開いて対話することにより時間はかかるものの良い成果が出る、みんな安心して話したいのだ。
ということにすごく共感しました。
昨年オーラルヒストリーの講演会を聞いたときに三厨先生が人は自分を語りたいのだ、ということにも
通じる気がしました。
医学的に正しい正しくない、話の内容の辻褄が合う合わないは一先ずおいて
その人の話をじっくり聴くということは大切なことだと思いました。